今日は日曜日(日付け変わったから昨日ですね)ですが、見学の方が2名訪れ、冬月荘の説明と意見交換をしました。
いろいろな方々とつながる機会は貴重です。
来てもらっているのに、ちゃっかり逆に話を聞かせていただくこともよくあります。
今日もサポステの方にひきこもりの支援について逆取材してしまいました。
見学の際は冬月荘の活動はもちろん、コミュニティハウスについて、コーディネーターについてなど言葉足らずながら、自分の言葉で話すことで自分自身がより理解できたり、発見があります。
2008年3月ころ、函館の「ふくろうの家」のホーム長である高橋さんからお話を聞かせていただく機会がありました。
高橋さんが今まで子どもたちと向き合ってきた事実が「自分の言葉」として僕の中に沁み込んできた感覚がありました。あまり普段心が動くことがない自分が感動しました。
どうせこの仕事にかかわるなら自分の言葉で話せるほど向き合いたいと感じたものです。
まだまだそうなるかはさっぱり見当もつきませんが・・・。
話は今日のお題になりますが、見学に来ると「大変でしょう~??」と聞かれることが多いんです。
「大変」とは人それぞれ解釈がありますが、僕自身は大変だなぁと思ったことがありません。
確かに夜中にトラブルがあったら駆けつける時もあり、ある局面では一瞬よぎることはあっても、ま~何があっても当たり前だし・・・くらいにしか思っていないのです。
本当に大変ならすでに関わっていないかもしれません。
大変というのなら、冬月荘に住んでいる住人や高校生のほうがよっぽど困難を抱えていて大変でしょう。
冬月荘に集うみんなと居場所をつくったり、問題を解決しながら自分自身も含め、みんなと変化や成長を体感できるので、感覚としては楽しいというのが一番近いのです。
僕は冬月荘のコーディネーターではありますが、ここに住んでいる住人、勉強や遊びに来る高校生と何ら変わりなく「集う1人」という感覚があるんです。
集まるみんなの楽しさが僕にうつり、僕の楽しさがみんなにもうつる相互作用が働いていると感じることがたまにあります。
今日も午前中に住人のMくんと日用品の買い物した後、ご飯を食べに行って本当に楽しく過ごしました。
そういえば、半月ほど前に、冬月荘で子どもの勉強を手伝っている中年のチューターの方が「ここで子どもと会うようになって、身だしなみは気にするようになったし、規則正しく生活したり、自分のために自分の時間を使えるようになってほんと楽しいですよ!」とニコニコしながらおっしゃっていました。
こんな「楽しさ」が循環されることで地域に元気の素が生まれたらいいと思います。